都心の格安戸建てで人気のオープンハウスですが、「やばい」という評判も?
パワハラ事件、欠陥住宅トラブル、営業手法の問題など、気になる噂の真相を実際の口コミと公式情報から徹底分析します。
オープンハウスってどんな会社?基本情報をチェック
まず、オープンハウスがどのような会社なのか基本情報を確認してみましょう。
- 創業:1997年
- 東証プライム上場:2013年
- 本社:東京都渋谷区
- 2024年9月期連結売上高:12,958億円
- 事業内容:不動産売買仲介、新築戸建分譲、マンション開発など
オープンハウスは東京23区新築戸建仲介実績トップクラスを誇る大手不動産会社です。
「都心の好立地に格安で家を建てる」をコンセプトに、土地込み3,900万円〜6,000万円台で都心戸建てを実現している点が最大の特徴です。
- 平均坪単価:60万円程度(50〜90万円)
- 30坪建物本体価格:1,500〜2,700万円
- 30坪総額目安:2,000〜3,600万円
数字だけ見ると優良企業ですが、なぜ「やばい」と言われるのでしょうか?
オープンハウスの「やばい」評判の実態とは?口コミから見る3つの問題点
ネット上で「オープンハウス やばい」と検索される背景には、実際のユーザーから寄せられた様々な不満があります。
主要な問題点を3つに整理してみました。
営業がやばいほどしつこい?電話攻撃の実態を調査
実際の口コミ
「オープンハウスの営業にうっかり電話番号を教えたら『営業の電話をかけないでくれ』とはっきり明言しても2回目、3回目と電話かけてきて、全く人の話を聞いてない」
「営業電話は何時でもかかってくる。20時以降もかかってくる。めっちゃくちゃ長く着信ならしてくる」
「着拒してもしても新たな番号。仕事の緊急電話に支障でたら訴えていいのかな?」
- 時間を考慮しない営業電話(20時以降も)
- 断ってもしつこく連絡
- 複数の番号を使った迂回営業
- アポなし訪問の報告も
これらの口コミから、オープンハウスの営業手法が顧客の都合を無視した「モーレツ営業」であることが分かります。
実際に同社も2023年以降、この強引な営業スタイルを見直す社内改革に着手しています。
施工品質がやばい?欠陥住宅トラブルの真相
格安を売りにするオープンハウスですが、施工品質への懸念も多数報告されています。
実際の口コミ
「オープンハウス安いけどね、デザイン性も高くてすごいなぁとは思うけど欠陥住宅じゃ無意味だし高い買い物だからこそオープンハウスはいかん」
「オープンハウスの施工不良やばいなぁ…」
- 床の傾き
- 基礎の傾き
- 玄関へのシロアリ発生
- 梁への無数の切れ込み
- 断熱材の施工不良
これらの問題は、価格を抑えるために施工精度が犠牲になっている可能性を示唆しています。
オープンハウスの平均坪単価60万円は業界内でもかなり安価なため、どこかでコストカットしなければならないのが実情です。
アフターサポートがやばい?対応の遅さに関する口コミ分析
実際の口コミ
「アフターサポートの対応が遅い」「連絡してもなかなか来てもらえない」
「契約前の対応と契約後の対応があまりにも違う」
問題の背景 オープンハウスは急成長企業のため、営業重視でアフターサポート体制が追いついていない可能性があります。
売上高1兆円を目指す「攻めの経営」の一方で、顧客満足度向上への取り組みが後手に回っている状況と言えるでしょう。
オープンハウス不祥事続出でやばい状況?パワハラから住宅ローン不正まで
オープンハウスが「やばい」と言われる最大の理由は、2023年以降に相次いで発覚した深刻な不祥事にあります。
役員のパワハラ事件がやばい?週刊文春報道の衝撃内容
2023年2月のパワハラ事件
週刊文春が報道した衝撃的な事件がこちらです。
- 加害者:オープンハウス・アーキテクト代表取締役社長(当時)
- 日時:2023年2月17日の会議中
- 行為内容:
- 部下に「辞めれば?」「お前何してんの?」と暴言
- 椅子を蹴り飛ばす
- 部下の首根っこを押さえつけて叱責
- 結果:3月20日に執行役員辞任、取締役に降格
さらに2023年7月には、新卒採用担当者が就活生に対して
- 「オツム弱い」
- 「頭悪すぎ」
- 「ぶん殴るよ」
などの暴言を吐く事件も発覚しています。
これらの事件は単発的なものではなく、組織的な体育会系文化の表れと考えられます。
高い売上目標を達成するためのプレッシャーが、社内の人間関係を歪めている可能性があります。
住宅ローン不正利用指示がやばい?営業手法の問題点
2023年6月に発覚した重大問題
オープンハウスの営業マンが顧客に対して、住宅ローンの契約違反行為を指示していたことが判明しました。
具体的な手口
- 住宅ローンで家を購入させる
- その家を賃貸に出すよう指示
- 得た家賃収入で新たな自社物件を購入させる
- 「私も店長もみんなやってますよ」
- 「絶対バレないです!」
なぜやばいのか?
- 金融機関との契約違反(住宅ローンは居住目的限定)
- 顧客を犯罪に巻き込むリスク
- 組織ぐるみの不正を示唆する発言
- 利益のためなら手段を選ばない企業体質
この問題は、オープンハウスの営業至上主義がもたらした深刻な結果と言えるでしょう。
労働環境がやばい?ブラック企業疑惑の真相
MyNewsJapanによる告発内容
- ローンを組まされ自社物件を買わされる自爆営業
- 実労働時間の改ざん
- 入社2年目から管理監督者にして残業代支給対象から外す手口
- 洗脳的な新人研修
- 死亡者続出との指摘
内定者研修での問題 2020年には内定者研修で採用責任者が新入社員に対して怒鳴り続ける音声が流出し、パワハラ疑惑が浮上しました。
これらの情報から、オープンハウスの労働環境の深刻さが浮き彫りになります。
オープンハウスの良い評判も確認してみた
一方で、オープンハウスには良い評判も存在します。
ポジティブな口コミ
- 「予算内で都内の好立地に家が建った」
- 「価格が比較的安く、追加費用も少なくて良い」
- 「細かな注文にも応じてもらえた」
- 「狭いスペースを有効活用できた」
満足度調査では5点満点中4.75点という高評価も得ています。
オープンハウスのメリット
- 都心の好立地に格安で家が建つ
- 垂直統合でコストカット実現
- 狭小地の設計技術が高い
- 建売・注文住宅両方に対応
まとめ:オープンハウスは本当にやばいのか?
結論:部分的に「やばい」要素はあるが、全面的にダメな会社ではない
やばい要素
- ❌ パワハラなどの企業体質問題
- ❌ 不正指示などのコンプライアンス問題
- ❌ 施工品質へのリスク
- ❌ しつこい営業手法
- ❌ アフターサポートの課題
良い要素
- ✅ 都心格安戸建ての実現力
- ✅ 豊富な建築実績
- ✅ 狭小地での設計力
- ✅ コストパフォーマンス
オープンハウスを検討すべき人
- 都心に格安で家を建てたい
- 多少の品質リスクは許容できる
- 営業の強引さにも対応できる
- アフターサポートは期待しすぎない
避けるべき人
- 最高品質の家を求める
- 丁寧な接客を重視する
- 長期的なサポートを期待する
- コンプライアンス意識を重視する
最終判断 オープンハウスは「完全にやばい会社」ではありませんが、リスクを理解した上での利用が必要です。
特に2023年の不祥事以降は社内改革も進んでいるため、今後の改善にも注目したいところです。
ただし、人生最大の買い物である住宅購入においては、複数社での比較検討を強くおすすめします。
オープンハウス以外の選択肢も必ず検討し、総合的に判断することが重要です。